ホームセンターのリフォームはなぜ高い?ネット専門業者との「数万円の差」の正体と賢い使い分け術
「カインズやコーナンなら安心だと思ったけれど、見積もりを見たら意外と高い……」「ネットで探した業者なら同じ工事がもっと安くできるのに、どうしてこんなに差が出るの?」
身近なホームセンターは、実物を見ながら相談できる安心感がある一方で、ネット専門業者と比較すると数万円〜十万円単位で価格が高くなることが珍しくありません。
この「価格差」の正体は、単なるブランド代ではなく、業界特有の「お金の流れ」にあります。この記事では、ホームセンターのリフォームが高くなる仕組みと、損をしないための賢い使い分け術を徹底解説します。
1. ホームセンターのリフォームが高くなる「中間マージン」の仕組み
最大の理由は、ホームセンターが「仲介役」として機能していることにあります。
通常、ホームセンターでリフォームを依頼すると、窓口はホームセンターですが、実際に工事を行うのは提携している「下請け業者」です。ここで発生するのが**中間マージン(仲介手数料)**です。
ホームセンターの取り分: 契約金額の**約20%〜40%**が、手数料や広告宣伝費、店舗維持費として差し引かれます。
実際の工事費: あなたが100万円支払ったとしても、現場の職人に渡る予算は60万〜80万円程度になるのが一般的です。
ネット専門業者は、自社で集客し、自社または直接契約の職人が施工する「直接施工」が多いため、このマージンをカットでき、その分を安く提供できるのです。
2. ネット専門業者が「安すぎる」理由と注意点
ネット業者が安いのは、店舗を持たず、中間マージンを徹底排除しているからです。しかし、「安さ」には以下のリスクも隠れています。
追加費用の発生: ネット上の写真だけで見積もりを出す場合、当日になって「追加工事が必要」と高額請求されるトラブルもあります。
工事の質のバラつき: 価格を極限まで下げるために、工期を無理やり短縮したり、材料のグレードを下げたりする「手抜き」のリスクがゼロではありません。
アフターフォロー: 会社によっては、工事後のトラブルに対応してくれない「売り切り」のケースもあります。
3. 【比較表】ホームセンター vs ネット専門業者
それぞれの強みと弱みを整理しました。
| 比較項目 | ホームセンター | ネット専門業者 |
| 価格 | 高め(マージンあり) | 圧倒的に安い |
| 相談のしやすさ | 店舗で対面相談できる | メールやLINEが中心 |
| 安心感 | 大手企業のブランド力 | 会社により大きな差がある |
| 施工品質 | 一定の基準はあるが下請け次第 | 腕の良い業者なら最高、悪いと不安 |
| 保証内容 | 独自の長期保証(有償)が充実 | 無料保証はあるが内容は会社次第 |
4. 失敗しないための「賢い使い分け術」
「どちらが正しい」ということはありません。あなたの優先順位に合わせて使い分けるのが正解です。
ホームセンターがおすすめな人
「対面」でじっくり相談したい: カタログや実物を見ながら、担当者と顔を合わせて決めたい。
大手ブランドの安心が欲しい: 万が一、倒産やトラブルがあった際の窓口がしっかりしてほしい。
ポイントを貯めたい: リフォーム代金で数千〜数万ポイント貯まるのは大きなメリット。
ネット専門業者がおすすめな人
「最安値」を追求したい: 同じ一流メーカーの製品なら、1円でも安く設置したい。
自分で業者を見極める自信がある: 口コミや実績を調べ、信頼できる「職人直営店」を探し出せる。
工事内容がシンプル: 給湯器の交換やトイレの入れ替えなど、仕様がはっきりしている工事。
5. まとめ:損をしないための「相見積もり」のコツ
ホームセンターのリフォームが高いのは、「安心料」としての手数料が含まれているからです。その数万円の差に納得できるかどうかが、判断の分かれ道になります。
後悔しないための最善策は、「ホームセンター」と「ネット専門業者」の両方から見積もりを取ることです。
まずはホームセンターで実物を見て、**「標準的な費用」**を知る。
同じ条件でネット業者に見積もりを出し、**「安さの限界」**を知る。
この2つを比較することで、あなたが「安心」にいくら払う価値があるのかが明確になり、納得のいくリフォームができるはずです。