🔧 トラブル解決!シバウラ田植え機の植え付け部が動かない・不調なときの修理とメンテナンス完全ガイド
🌾 大切な田植え機の植え付け部の不調、どう対処すればいい?
田植えシーズンを目前に控え、愛用しているシバウラの田植え機を点検したら、「植え付け部の動きがおかしい」「苗の植え付けが不安定だ」といった不調に気づいた農家の方もいるかもしれません。
植え付け部は、田植え機の心臓部であり、均一で確実な植え付け作業を行うための最重要パーツです。ここが故障すると、作業効率が落ちるだけでなく、欠株や深植え・浅植えの原因となり、その後の生育や収量にまで悪影響を及ぼします。
しかし、植え付け部の修理は複雑そうで、どこから手を付けていいか迷ってしまいますよね。
この記事では、シバウラ田植え機で特に起こりやすい植え付け部のトラブルの原因と、自分できる簡単なメンテナンスから専門的な修理の判断基準、そして買い替えを検討する際のお得な農機具買取情報まで、具体的な対策をわかりやすく解説します。
🛑 シバウラ田植え機でよくある植え付け部の不具合と原因
シバウラ(ISEKIアグリ)の田植え機は耐久性に優れていますが、長年の使用や泥、水による負荷で植え付け部に不具合が生じることがあります。
1. 植え付け爪の動作不良(苗がうまく植わらない)
| 不具合の現象 | 考えられる主な原因 |
| 欠株が多く、苗が飛んでしまう | 植え付け爪や爪軸の摩耗、または軸の固着 |
| 植え付けが浅い、または深すぎる | 植え付け深さ調整の不適切、または深さ調節機構の故障 |
| 横送りがスムーズではない | 横送りレバー周りのワイヤーや連結部のサビ・固着 |
2. ロータリーケースからの異音やオイル漏れ
原因:植え付け部を駆動させるロータリーケース内部のギアやベアリングの摩耗や破損。オイルシールの劣化によるオイル漏れは、内部の焼き付きにつながる重度の故障のサインです。
3. 植え付けアームのガタつきや破損
原因:植え付けアームの軸やブッシュ(軸受け)の摩耗。植え付け時に過度な負荷がかかったことによるアーム本体のクラック(ひび割れ)や折損。
🛠️ 植え付け部の修理・メンテナンス:自分でできることとプロに依頼すべきこと
シバウラ田植え機の植え付け部のトラブルは、日頃のメンテナンスで未然に防げるものが多くあります。
自分でできる簡単な修理と点検
① 植え付け爪の「摩耗」と「固着」チェック
植え付け爪の先端が丸くなっている場合、部品交換が必要です。
爪軸を手で回してみて、スムーズに動くか確認します。動きが固い場合は、サビや泥の固着が原因です。グリースアップや潤滑剤を使って固着を解消しましょう。
② チェーンの張りと給油
植え付け部を動かすチェーンの張り(テンション)が緩すぎると、脱落や駆動ロスの原因になります。適正な張りに調整します。
チェーンには必ず、田植え機専用の潤滑油を給油し、サビを防ぎます。
③ ボルトやネジの増し締め
振動で緩んだボルトやネジがないか確認し、しっかりと増し締めを行います。緩みは異音や部品の脱落につながります。
プロ(販売店・修理業者)に依頼すべき専門修理
以下の症状がある場合は、重度の故障や高度な技術が必要なため、速やかに専門家に依頼すべきです。
ロータリーケースからのオイル漏れや大きな異音(ギアやベアリングの交換が必要)
植え付けアームや主要部品に亀裂や折れがある場合(溶接や部品交換が必要)
電気系統やセンサーに関するエラーや動作不良
修理を依頼する際は、シバウラの純正部品を取り扱っている正規販売店や、実績のある農機具修理業者を選びましょう。
💰 修理費用 vs 中古買取価格:高年式の高価買取で経費削減
田植え機の植え付け部の修理費用が高額になる場合、思い切って新しい機種への買い替えを検討するのも一つの経済的な選択肢です。
検討すべきコスト比較の基準
修理費用の総額が、新しい田植え機の購入費用の約3分の1を超える場合。
修理しても、またすぐに別の部品が故障する可能性が高い、古い機種の場合。
高年式の高性能な田植え機への買い替えで、作業効率が大幅に向上する場合。
シバウラ田植え機は高価買取のチャンス!
シバウラの田植え機は、その耐久性と操作性から、中古市場でも高い人気があります。特にロータリー部の修理が必要な状態でも、エンジンやミッションが正常に動いていれば、専門の農機具買取業者は高価で査定してくれます。
高く売るためのポイント:泥や油汚れを清掃しておくこと、故障個所を正確に伝えて専門業者に査定してもらうことです。
修理費用と現在の農機具の買取価格を比較検討し、あなたの農業経営にとって最も利益が出る選択肢を選びましょう。
✅ まとめ:早期発見と適切な判断が収量を守る
シバウラ田植え機の植え付け部の修理とメンテナンスは、適切な時期に行うことで、安定した田植えと長期的なコスト削減につながります。
異音や動作の違和感を見逃さずに早期に点検すること。そして、部品交換で済むのか、大掛かりな修理になるのかを適切に判断することが、農業経営の安定につながる重要な決断です。