「マンションの風呂リフォームができない」は本当?後悔しないためのサイズ確認とメーカー選びのコツ
「マンションだからお風呂のリフォームは諦めるしかない……」そんな風に思っていませんか?
お風呂は一日の疲れを洗い流し、心身をリセットする大切な場所。しかし、マンションには「梁(はり)」や「配管」、「サイズの規格」といった特有の制約があるため、いざリフォームを考えた時に「うちは無理かも」と不安になる方が多いのも事実です。
結論から申し上げますと、ほとんどのマンションでお風呂のリフォームは可能です。ただし、戸建てとは異なるマンション特有のルールや、選び方のコツを知っておかないと、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
この記事では、マンションの浴室リフォームにおける「できない」を「できる」に変えるための具体的な対策、サイズの測り方、そして資産価値を高めるメーカー選びのポイントを詳しく解説します。
1. 「マンションの風呂リフォームができない」と言われる3つの理由と解決策
なぜマンションのリフォームは難しいと思われがちなのでしょうか。主な理由は「構造」と「規約」にあります。
梁(はり)が突き出している
天井や壁に構造上の梁が出ている場合、既製品のユニットバスが干渉して設置できないことがあります。
対策: 現在は、多くのメーカーから「梁欠き対応」の部材が出ています。現場に合わせてパネルをカットできるため、梁を避けてぴったり設置することが可能です。
床下の高さが足りない
マンションの床下には、排水のための「転がし配管」を通すスペースが必要です。古いマンションではこのスペースが狭く、バリアフリー化(段差解消)が難しい場合があります。
対策: 低床構造のボルト脚を採用したマンション専用モデルを選ぶことで、配管スペースを確保しつつ、入り口の段差を最小限に抑えられます。
管理規約による制限
共用部分(配管の縦管など)に手を加えることはできません。また、工事の騒音や資材搬入について厳しいルールがある場合も。
対策: 事前に管理規約を確認し、マンションリフォームの実績が豊富な施工会社に相談しましょう。彼らは管理組合への申請代行や、近隣への配慮にも慣れています。
2. 失敗しないための「サイズ確認」と「規格」の読み解き方
マンションのユニットバスには、独特のサイズ表記があります。これを知っておくだけで、カタログ選びがぐっとスムーズになります。
「1216」や「1418」って何?
これは浴室の内寸(幅×奥行き)を表しています。
1216サイズ: 内寸 120cm × 160cm(一般的なコンパクトタイプ)
1418サイズ: 内寸 140cm × 180cm(少しゆったりしたタイプ)
今より広いお風呂にできる?
「今のサイズが1216だから、次も1216しか入らない」とは限りません。
最新のユニットバスは、壁の厚みを薄くしたり、デッドスペースを極限まで削ったりすることで、外枠のサイズはそのままに内寸だけを広げることが可能です。数センチの差ですが、実際に浴槽に浸かった時の開放感は劇的に変わります。
3. 資産価値を高める!高単価・高機能なメーカー選びのコツ
リフォームをするなら、将来の売却時にもプラス査定となるような「価値のある設備」を選びたいものです。収益性や満足度を左右するポイントをまとめました。
魔法びんのような断熱性能
「お湯が冷めにくい浴槽」は、今や必須条件です。追い炊き回数を減らせるため、光熱費の節約に直結します。これは「エコ・省エネ」という観点から、住宅の資産価値を大きく高めます。
掃除を「自動化」する最新機能
共働き世帯や高齢者世帯に需要が高いのが、お掃除機能です。
床ワイパー洗浄: ボタン一つで床に除菌水を散布。
おそうじ浴槽: 浴槽内を自動で洗浄。
こうした「家事ラク」設備は、生活の質を劇的に向上させます。
デザイン性と質感
最近は、まるでホテルのような石目調のパネルや、リラックス効果のある間接照明が人気です。視覚的な満足度は、日々のメンタルヘルスにも良い影響を与えます。
4. マンションリフォームの費用相場と工期の目安
気になるコスト面も確認しておきましょう。
| ランク | 特徴 | 費用目安 |
| スタンダード | 基本機能充実、コスパ重視 | 80万円 〜 110万円 |
| ミドルグレード | 浴室乾燥機、保温浴槽、壁色選択 | 110万円 〜 140万円 |
| ハイグレード | 人造大理石浴槽、自動洗浄、高級照明 | 150万円 〜 200万円以上 |
工期: 通常、解体から完成まで3日〜5日程度です。
注意点: 解体してみて初めて配管の老朽化が見つかるケースもあります。予備費として予算の10%程度を見ておくと安心です。
5. 【重要】後悔しないための施工会社選び
マンションのお風呂リフォームを成功させる最後の鍵は、「マンション特有のノウハウ」を持っている会社を選ぶことです。
現地調査の精度: 天井裏や床下までしっかり確認してくれるか。
近隣対策: マンション内での挨拶や養生が徹底しているか。
アフターケア: 万が一の水漏れトラブルなどに迅速に対応してくれるか。
複数の会社から見積もりを取る際は、金額だけでなく「自分のマンションと同じ構造での施工実績」を必ず確認しましょう。
まとめ:諦める前にプロの視点を取り入れよう
「マンションだから無理」と決めつけてしまうのは、非常にもったいないことです。現在の技術なら、限られたスペースを最大限に活かし、まるで新築のような快適なバスルームを手に入れることができます。
最新の設備は、日々の掃除を楽にし、冬のヒートショックを防ぎ、さらには光熱費まで抑えてくれます。これは単なる「設備の交換」ではなく、あなたとご家族の「健康と時間への投資」と言えるでしょう。
まずは、自宅の浴室のサイズを測り、ショールームで「今のサイズで入る最新モデル」を体験することから始めてみませんか?