床暖房の電気代(光熱費)は月いくら?電気式・温水式のコスト比較と安く抑える5つの秘策
「冬の朝、冷え切ったフローリングに足を一歩踏み出すのが苦痛……」
「エアコンをつけても足元が寒くて、結局厚手の靴下が手放せない」
そんな悩みを一気に解消してくれるのが床暖房です。足元からじんわりと伝わる温もりは、まさに理想の暖房と言えます。しかし、導入を検討する際に一番のネックになるのが**「毎月の電気代(光熱費)」**ではないでしょうか。
「床暖房は電気代が高い」というイメージだけで諦めてしまうのはもったいないことです。実は、床暖房の種類(熱源)や使い方次第で、光熱費はエアコンと大きく変わらないレベルまで抑えることが可能です。
この記事では、床暖房リフォームを検討中の方や、今の光熱費をなんとかしたい方に向けて、最新の電気料金・ガス料金事情を踏まえた月額コストのリアルな比較と、驚くほど安く抑えるための具体的なテクニックを詳しく解説します。
床暖房の電気代・光熱費は1ヶ月いくら?【広さ別の目安表】
まずは最も気になる「1ヶ月のランニングコスト」を見てみましょう。床暖房には大きく分けて、電熱線で温める**「電気ヒーター式」と、お湯を循環させる「温水式」**があります。
以下の表は、一般的な家庭で1日8時間使用した場合の目安です(電力単価31円/kWh、都市ガス料金を基準に算出)。
1ヶ月のランニングコスト目安(1日8時間使用・30日間)
| 部屋の広さ | 電気ヒーター式(電気代) | 温水式(ガス・電気代合計) |
| 8畳 | 約3,000円 〜 6,500円 | 約2,800円 〜 3,500円 |
| 10畳 | 約3,800円 〜 8,500円 | 約3,500円 〜 4,500円 |
| 12畳 | 約4,500円 〜 10,000円 | 約4,200円 〜 5,500円 |
ポイント:
電気式は「設定温度」によって金額が大きく変動します。一方、温水式(特にエコジョーズやヒートポンプ式)は、広い範囲を長時間温めるほど効率が良くなり、コストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。
徹底比較!電気式 vs 温水式、どっちがお得?
「初期費用が安い電気式」か、「月々の維持費が安い温水式」か。この選択が将来の家計を左右します。
1. 電気ヒーター式:部分利用や短時間向き
床下に電熱パネルを敷くシンプルな構造です。
メリット:リフォーム工事が比較的簡単で、初期費用を安く抑えられます。
デメリット:電気を直接熱に変えるため、広範囲を温めると電気代が高額になりがちです。
最適シーン:キッチン、トイレ、脱衣所など、狭いスペースでの利用。
2. 温水式(ガス・ヒートポンプ):メイン暖房向き
給湯器で作った温水をパイプに循環させる方式です。
メリット:立ち上がりが早く、一度温まると冷めにくい。熱効率が良いため、リビングなどの大空間では電気式よりも安く済みます。
デメリット:給湯器(熱源機)の設置が必要なため、初期費用が高くなります。
最適シーン:家族が集まるリビング、ダイニング、寝室など。
床暖房の電気代を劇的に安く抑える「5つの秘策」
ただ漫然と使っているだけでは、冬場の請求書に驚くことになりかねません。賢い節約術を実践しましょう。
① 「つけっぱなし」と「こまめに消す」の使い分け
床暖房が最もエネルギーを消費するのは、スイッチを入れた直後の**「立ち上げ時」**です。
30分〜1時間程度の外出であれば、電源を切らずに「設定温度を下げる(またはセーブモード)」にする方が、再起動のエネルギーを抑えられてお得です。
② エアコンとの「二段階併用」で効率最大化
床暖房は部屋全体が温まるまでに時間がかかります。
スイッチを入れた直後は、速暖性に優れたエアコンを併用して一気に室温を上げましょう。
部屋が温まったらエアコンを切り、床暖房のふく射熱だけで温度を維持するのが最も効率的な使い方です。
③ カーペットやラグを「置かない」のが鉄則
床暖房の上に厚手のカーペットを敷くと、せっかくの熱が遮断されてしまいます。
センサーが「まだ冷たい」と判断してフルパワー運転を続けてしまうため、電気代が跳ね上がります。
どうしても敷きたい場合は、「床暖房対応」の薄手タイプを選び、敷く面積を最小限に留めましょう。
④ 「タイマー機能」をフル活用する
床暖房には「余熱」があります。
外出する30分前、寝る30分前にオフになるようタイマーを設定してください。
電源を切った後も30分程度は暖かさが持続するため、この「無電熱時間」を活かすだけで月数千円の節約になることもあります。
⑤ ガス会社の「床暖房専用プラン」への切り替え(温水式の場合)
ガス温水式を利用しているなら、契約プランを見直さない手はありません。
多くのガス会社では、床暖房利用者向けに冬場のガス料金が割引になる専用プランを用意しています。これに切り替えるだけで、光熱費が10%〜20%ほど安くなるケースも珍しくありません。
結論:床暖房リフォームで「快適」と「節約」は両立できる
床暖房は決して贅沢すぎる装備ではありません。
最新のヒートポンプ式や高効率給湯器を組み合わせ、賢い運用ルールを決めておけば、他の暖房器具と遜色ないコストで、極上の暖かさを手に入れることができます。
特にリフォームの際は、「どの部屋に、どのくらいの時間いるのか」を施工業者に伝え、自分のライフスタイルに最適なシステムを提案してもらうことが、最大の見落としがちな節約ポイントです。
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