水回りリフォーム3点セットの費用相場は?安く抑えるコツと後悔しない選び方
「築年数が経って、キッチンやお風呂の汚れが落ちにくくなってきた……」
「トイレの節水性能が悪い気がするけれど、一箇所ずつ直すのは面倒だし高そう……」
毎日使う水回りの設備。一箇所に不具合が出始めると、他の場所も同じように寿命を迎えていることが多いものです。そこで注目されているのが、複数の箇所をまとめて新しくする**「水回りリフォーム3点セット」**です。
バラバラに工事を依頼するよりも費用を大幅に抑えられるだけでなく、工期も短縮できるため、賢く住まいをアップデートしたい方に選ばれています。
この記事では、水回りリフォーム3点セットの最新の費用相場から、コストを抑える裏ワザ、さらには失敗しないための注意点まで、専門的な視点で詳しく解説します。これからリフォームを検討している方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
1. 水回りリフォーム3点セットとは?組み合わせのパターン
水回りリフォーム3点セットとは、一般的に「キッチン」「浴室(お風呂)」「トイレ」「洗面化粧台」の4箇所のうち、3箇所を自由に選んで一括で工事するパッケージプランのことを指します。
多くのリフォーム会社や家電量販店、ホームセンターで提供されており、主な組み合わせパターンは以下の通りです。
人気の組み合わせ例
【王道プラン】キッチン + 浴室 + トイレ
家の主要な3大水回りを一気に刷新する、最も満足度の高い組み合わせです。
【サニタリープラン】浴室 + 洗面所 + トイレ
お風呂場周辺の動線をまとめて綺麗にするプランです。脱衣所とトイレの内装を合わせることで、家全体の統一感が出ます。
【家事ラクプラン】キッチン + 浴室 + 洗面所
家事効率を重視する方に選ばれるセットです。
2. 【最新版】水回りリフォーム3点セットの費用相場
気になる費用ですが、選ぶ設備の「グレード」と「建物の種類(戸建て・マンション)」によって大きく変動します。
グレード別・費用目安(工事費込み)
| グレード | 費用相場(3点セット) | 特徴 |
| スタンダード | 約70万円 〜 120万円 | シンプルで機能的な普及モデル。賃貸物件やコスト重視の方に。 |
| ミドル | 約120万円 〜 180万円 | 掃除のしやすさやデザイン性にこだわった一番人気の価格帯。 |
| ハイグレード | 約180万円 〜 250万円以上 | 最新機能、高級素材、海外製食洗機などのオプションが充実。 |
※上記の金額には、既存設備の解体・撤去費用、新しい設備の本体代、据付工事費が含まれるのが一般的です。
箇所別の内訳イメージ
一箇所ずつリフォームした場合の単体価格と比較すると、セットプランがいかにお得かがわかります。
システムキッチン: 50万〜100万円
システムバス(浴室): 60万〜110万円
トイレ交換: 10万〜25万円
洗面化粧台: 10万〜20万円
これらをバラバラに頼むと、それぞれの工事で職人さんの人件費(出張費)や諸経費が発生しますが、セットにすることでこれらの**「重なる経費」をカット**できるのです。
3. なぜ3点セットは安いのか?安さの秘密とメリット
「セットにするだけでどうして安くなるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。それには明確な理由があります。
1. 人件費と交通費の削減
リフォームには、水道屋、電気屋、大工など多くの職人さんが関わります。バラバラに工事をするとその都度職人さんを呼ぶ必要がありますが、まとめて行えば一度の訪問で複数の作業をこなせるため、無駄な人件費を削ることができます。
2. 設備機器の仕入れコストダウン
リフォーム会社はメーカーから商品を仕入れますが、単品で仕入れるよりも「3点セット」としてまとめて発注するほうが、メーカー側も大幅な割引(卸値の引き下げ)に応じやすくなります。
3. 工期の短縮
一箇所ずつリフォームすると、その都度養生(床などの保護)や片付けが必要ですが、まとめて行えば準備も一回で済みます。一般的に、バラバラに頼むと合計10日以上かかる工事も、セットなら1週間程度で完了することが多いです。
4. 費用をさらに抑える!プロが教える「安くするコツ」
相場よりもさらに安く、かつ満足度の高いリフォームを実現するための具体的な対策をご紹介します。
① 補助金・助成金をフル活用する
国や自治体では、省エネ性能の高い設備(節水型トイレや高断熱浴槽など)の導入に対し、補助金を出しているケースが多々あります。
子育てエコホーム支援事業などの国の施策
自治体独自のバリアフリー・省エネリフォーム助成金
これらは申請期間や条件がありますが、数万〜数十万円単位で戻ってくる可能性があるため、必ず見積もり時に「補助金が使えるか」を確認しましょう。
② メーカーを統一する
キッチンはLIXIL、お風呂はTOTO……とバラバラにするのではなく、同じメーカーで揃えることで、リフォーム会社の仕入れ値がさらに下がり、値引き交渉がしやすくなる場合があります。
③ 既存の配管を活かす(レイアウトを変更しない)
「キッチンの場所を移動したい」「トイレを別の部屋に作りたい」といった大幅な間取り変更は、床下の配管工事が必要になり、費用が跳ね上がります。今の位置を変えずに設備だけを新しくするのが、最もコスパの良い方法です。
5. ここに注意!セットプランの落とし穴
安さだけで選ぶと、後で「こんなはずじゃなかった……」と後悔することもあります。以下のチェックポイントを忘れないでください。
設備の選択肢(グレード)が限られる
多くのセットプランは、あらかじめ「このメーカーのこのシリーズ」と決まっています。「お風呂はこだわりたいけど、キッチンは普通でいい」といった自由な組み合わせができないケースもあるため、プランの内容を詳細まで確認しましょう。
「標準工事費」に含まれる範囲を確認
チラシに載っている「コミコミ価格」には、どこまでの工事が含まれていますか?
壁紙(クロス)の張り替えは含まれているか?
古い設備の処分費用は入っているか?
床の補修が必要な場合、追加料金はいくらか?
追加費用で最終的な金額が膨らむのを防ぐため、必ず現地調査をしてもらい、**「総額の見積もり」**を出してもらうことが重要です。
6. 失敗しないリフォーム会社の選び方
水回りリフォームの成否は、会社選びで8割決まると言っても過言ではありません。
複数社からの「相見積もり」は必須
1社だけの提示額で決めてしまうのは危険です。最低でも2〜3社から見積もりを取り、価格だけでなく**「担当者の対応」「提案力」「保証内容」**を比較しましょう。
地元のリフォーム会社がおすすめ
大手ハウスメーカーは安心感がありますが、中間マージンが発生するため費用が高くなりがちです。地域密着型のリフォーム会社であれば、広告費や中間手数料を抑えているため、同じ設備でも安く提供してもらえる可能性が高いです。また、何かトラブルがあった際もすぐ駆けつけてくれるメリットがあります。
まとめ:水回りリフォーム3点セットで賢く快適な住まいへ
水回りリフォーム3点セットは、**「費用を抑えたい」「手間を省きたい」「住まいを一新したい」**という方にとって、非常に合理的な選択肢です。
100万円前後という決して安くない買い物だからこそ、相場を知り、補助金を活用し、信頼できるパートナー(施工会社)を見つけることが大切です。新しくなったキッチンや、足を伸ばせるお風呂、清潔なトイレ。それだけで毎日の生活の質は驚くほど向上します。
まずは、お近くの優良なリフォーム会社へ相談し、あなたの家の現状に最適な見積もりを依頼することから始めてみましょう。