【DIY vs プロ】和室の畳をフローリングに変える際の注意点とマンションの防音対策
「和室の畳をフローリングに変えて、掃除を楽にしたい」「おしゃれな洋室にしたい」と考える方は多いでしょう。しかし、畳から板張りの床への変更には、見た目以上に重要な「防音」や「湿気」の問題が隠れています。
特にマンションにお住まいの場合、階下への騒音トラブルを防ぐための厳しいルールがあることをご存知でしょうか?
この記事では、自分でやるDIYとプロに任せるリフォームの違いを徹底比較し、後悔しないためのマンションの防音規定(L値)や湿気対策について詳しく解説します。
1. 【DIY vs プロ】施工方法と仕上がりの違い
和室の床リフォームには、大きく分けて「敷くだけ」「重ね張り」「張り替え」の3パターンがあります。
費用と手軽さの比較表
| 項目 | 敷くだけ(DIY) | 重ね張り(DIY/プロ) | 張り替え(プロ推奨) |
| 主な方法 | ウッドカーペットを置く | 畳を上げ、根太を組んで張る | 畳・下地を撤去し新設 |
| 費用目安(6畳) | 約2万円〜4万円 | 約8万円〜15万円 | 約15万円〜30万円 |
| 難易度 | ★☆☆(初心者OK) | ★★★(上級者向け) | ★★★★★(プロの仕事) |
| 段差の解消 | スロープが必要 | 調整次第でフラットに | 完全にフラットにできる |
| 寿命・耐久性 | 短い(数年程度) | 中程度 | 長い(15年以上) |
注意点:DIYで畳の上に直接ウッドカーペットを敷くと、畳が呼吸できなくなり、カビやダニが大量発生するリスクがあります。必ず防湿シートを併用し、定期的な換気を心がけましょう。
2. マンションリフォームの絶対ルール「L値(遮音等級)」
マンションにお住まいの方が最も注意すべきなのが管理規約です。フローリングは畳に比べて音が響きやすいため、多くのマンションで「遮音性能」の基準が設けられています。
L値とは?
床の遮音性能を表す数値で、数字が小さいほど防音性能が高いことを示します。
L-40:上階で物を落とした音がほとんど聞こえないレベル。
L-45:多くのマンションで採用されている標準的な基準。
L-50:軽量衝撃音が少し気になるレベル(一部のマンションでは不可)。
審査をパスするための対策
管理規約の確認:リフォーム前に「L-45以上が必要」といった規定がないか必ずチェックしてください。
遮音フローリングの使用:裏側にクッション材がついた「LL-45」などの認定品を選びます。
管理組合への申請:工事前に図面や製品仕様書の提出が必要な場合があります。
3. 畳からフローリングにする際の「3つの落とし穴」
見た目だけを洋風にしても、住み心地が悪くなっては意味がありません。プロが必ずチェックするポイントを紹介します。
① 床の高さ(段差)の調整
畳の厚みは約40mm〜55mmですが、フローリング材は約12mm〜15mmしかありません。そのまま張ると、敷居との間に大きな段差ができてしまいます。
プロは木材(根太)を組んで床の高さを合わせ、隣の部屋とフラットに仕上げます。
② 断熱対策
畳には高い断熱効果がありますが、フローリングにすると冬場に「底冷え」を感じることがあります。リフォームのタイミングで床下に**スタイロフォーム(断熱材)**を敷き詰めることで、年中快適な室温を保てます。
③ 湿気とカビの防止
1階のお部屋や湿気が多い家では、床下に調湿材を撒いたり、防湿シートを施工したりすることが不可欠です。DIYで畳を残したまま施工する場合は、年に一度は剥がして掃除をする覚悟が必要です。
4. 業者選びでチェックすべき「プロの提案力」
「ただ安く仕上げる業者」と「長く住める家を作る業者」の違いは、見積もり時のヒアリングに現れます。
下地の状態を確認してくれるか:畳を剥がしてみたら下地が腐っていた……という事態にも柔軟に対応できるか。
遮音証明書を発行してくれるか:マンションの場合、管理組合に提出するための証明書が必要です。
保証期間が明記されているか:床鳴りや反りが出た際のアフターフォローがあるか。
まとめ:あなたのライフスタイルに最適な選択を
賃貸や短期間の利用なら、ウッドカーペットなどの**「敷くだけDIY」**。
長く快適に住みたい、資産価値を保ちたいなら、信頼できる業者による**「張り替え工事」**。
和室から洋室への変更は、暮らしの質を大きく向上させます。特に防音規定があるマンションでは、トラブルを避けるためにも、まずは専門家への無料見積もりから始めてみるのが安心です。
和室を洋室へリフォーム!費用を抑えておしゃれに快適な空間を作る完全ガイド