内窓メーカー3社を徹底比較!LIXIL・YKK AP・三協アルミのどれを選ぶべき?
「冬の寒さをなんとかしたい」「外の騒音を静かにしたい」と考えたとき、真っ先に候補に上がるのが内窓(二重窓)のリフォームです。しかし、いざ調べ始めるとLIXIL(リクシル)、YKK AP、三協アルミといった大手メーカーの名前が並び、「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、どのメーカーを選んでも「窓を二重にする」という基本的な断熱効果に大きな差はありません。しかし、日々の掃除のしやすさ、デザインのバリエーション、そして「補助金」の対象になるかどうかという点では、明確な違いが存在します。
この記事では、リフォーム業界の視点から主要3社の内窓を徹底比較。あなたがどのメーカーを選ぶべきか、その判断基準をプロの目線で分かりやすく解説します。
1. 内窓リフォームで失敗しないための「3つの比較ポイント」
各社の特徴を見る前に、まずは内窓選びで絶対にチェックすべき3つのポイントを押さえておきましょう。ここを間違えると、リフォーム後の満足度が大きく変わってしまいます。
① フレーム(サッシ)の材質と掃除のしやすさ
内窓のフレームは「樹脂」でできています。樹脂はホコリを吸い寄せやすい性質があるため、**「静電気防止機能」があるか、あるいは「レールの形状」**が掃除しやすいかが重要です。
② ガラスの選択肢と「Sグレード」への対応
現在、国が進めている補助金制度(先進的窓リノベ事業など)では、一定以上の断熱性能を持つ窓に高額な補助が出ます。**「Sグレード(高い断熱性能)」**に対応したガラスのラインナップが豊富かどうかが、実質的なコストパフォーマンスを左右します。
③ インテリアに馴染むカラーバリエーション
内窓は「今ある窓」の内側に取り付けるため、お部屋の印象を大きく変えます。既存のインテリアや家具と調和する色があるかどうかも大切な選定基準です。
2. LIXIL「インプラス」:ホコリを寄せ付けないダストバリアが最大の武器
国内シェアトップクラスを誇るLIXILの「インプラス」は、迷ったらこれ、と言われるほどの優等生モデルです。
特徴:業界唯一の「ダストバリア機能」
樹脂サッシの最大の弱点は、静電気によってホコリが溜まりやすいことです。LIXILのインプラスは、特殊な塗装技術を用いた**「ダストバリア」**を標準装備しています。これにより、窓枠が汚れにくく、お掃除の手間を劇的に減らしてくれます。
デザイン:トレンドを押さえたカラー展開
インテリアのトレンドを意識した「インプラス for Renovation」というラインナップもあり、インダストリアルな雰囲気や北欧風など、こだわりの空間にもマッチするデザインが豊富です。
強み: 掃除が楽、デザイン性が高い、施工性が良く工期が短い。
こんな人におすすめ: 「掃除を少しでも楽にしたい」「お洒落な内窓にこだわりたい」という方。
3. YKK AP「プラマードU」:使い勝手と実用性にこだわった設計
「窓のYKK AP」として知られる同社の「プラマードU」は、細かな使い勝手の良さで高い支持を得ています。
特徴:段差が少ない「フラットレール」
YKK APの大きな特徴は、下レールの形状にあります。溝が浅くフラットに近い設計になっているため、ゴミが溜まりにくく、掃除機でサッと吸い取るだけで綺麗になります。日々の家事動線を考えた実用主義な設計と言えます。
性能:ガラスのラインナップが豊富
YKK APはガラスメーカーとの連携も強く、防音性に特化したガラスや、遮熱性能を極限まで高めた真空ガラスなど、目的に合わせたカスタマイズが容易です。
強み: レールの掃除がしやすい、鍵(クレセント)が操作しやすい、安心のブランド力。
こんな人におすすめ: 「実用性と使い勝手を最優先したい」「信頼できる大手メーカーを選びたい」という方。
4. 三協アルミ「プラメイクE II」:コストパフォーマンスと開閉の軽さ
LIXILやYKK APに隠れがちですが、三協アルミの「プラメイクE II」も非常に優れた選択肢です。
特徴:軽い力でスムーズに開閉
三協アルミの内窓は、戸車の設計に定評があり、大型の窓でも驚くほど軽くスムーズに開け閉めできます。高齢の方や小さなお子様がいるご家庭では、この「開閉の軽さ」が大きなメリットになります。
コストパフォーマンス
流通ルートにもよりますが、大手3社の中では比較的リーズナブルに見積もりが出るケースが多く、コストを抑えつつもしっかりとした品質を確保したい場合に最適です。
強み: 開閉がスムーズ、比較的リーズナブル、重厚感のあるデザイン。
こんな人におすすめ: 「コストを抑えつつ高品質な内窓を付けたい」「窓の開け閉めを楽にしたい」という方。
5. 【重要】補助金を最大限に活用するための「グレード選び」
内窓リフォームの費用を大幅に抑えるために欠かせないのが、国や自治体の補助金です。
「先進的窓リノベ事業」などの継続が期待されていますが、ここで注意したいのが**「補助対象となるグレード」です。最近の傾向として、性能の低い「Aグレード」は補助対象から外れ、「Sグレード」以上の高い断熱性能を持つ窓**が必須条件となるケースが増えています。
補助金を逃さないコツ
**Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)**を選択する。
メーカーのカタログで「補助金対象マーク」が付いているか必ず確認する。
「安さ」だけで選ばず、補助金還付後の「実質負担額」で比較する。
例えば、製品価格が1万円高くても、補助金が3万円多く出れば、結果として高性能な窓の方が安く設置できるという逆転現象が起こります。
6. まとめ:あなたにぴったりのメーカーはどれ?
主要3社の比較をまとめると、選び方の基準は以下のようになります。
| メーカー | 商品名 | おすすめのタイプ |
| LIXIL | インプラス | 掃除の楽さと、デザイン性を重視する人 |
| YKK AP | プラマードU | レールの使い勝手と、ブランドの安心感を重視する人 |
| 三協アルミ | プラメイクE II | 開閉の軽さと、コストパフォーマンスを重視する人 |
どのメーカーも日本を代表するトップブランドであり、断熱・防音・結露防止という基本性能に不満が出ることはまずありません。最終的には、**「ショールームで実際に触ってみた感覚」と、「リフォーム業者から提示される見積価格」**を天秤にかけて決めるのが正解です。
おわりに:まずは「無料見積もり」から始めよう
内窓リフォームは、一度設置すれば数十年間にわたって「快適さ」と「光熱費の節約」をもたらしてくれる投資です。しかし、窓のサイズや形状、既存の窓枠の状態によって最適なプランは一軒一軒異なります。
まずは、お近くのリフォーム会社に現状を見てもらい、複数社の見積もりを比較することから始めましょう。特に補助金の申請は複雑なため、**「補助金の実績が豊富な業者」**を選ぶことが、最も確実でお得にリフォームできる近道です。
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