保管方法で査定額に大差が!農機具の買取で絶対に知っておくべき保管の秘訣
「もう使わないから」と、農機具を雨ざらしのまま倉庫や庭に放置していませんか?
実は、農機具の買取において、その保管状態は査定額にダイレクトに影響します。
今回は、あなたの農機具の価値を下げてしまうNGな保管方法と、査定額をぐっと引き上げるための具体的な保管の秘訣を、分かりやすく解説します。
1. 査定額を大きく左右する!保管状態の3つのポイント
なぜ保管状態がそんなに重要なのでしょうか?
査定士がチェックするのは、単に「動くかどうか」だけではありません。その機械がどれだけ丁寧に扱われてきたか、どれだけ長く活躍できそうか、という点を見ています。その中でも、特に重要視されるのが以下の3つのポイントです。
ポイント① サビや腐食の有無
屋外に長期間放置された農機具は、雨風にさらされてサビや腐食が進んでしまいます。特に、ネジやボルト、エンジン周りなど、金属部分のサビは、故障や修理の手間を増やす原因となり、査定額を大きく下げる要因となります。
ポイント② 塗装の色あせや劣化
直射日光に当たり続けると、農機具の塗装が色あせたり、剥がれたりしてしまいます。見た目が悪いと、大切に使われていなかったという印象を与え、査定士の評価が厳しくなる傾向があります。
ポイント③ ゴムや樹脂部品のひび割れ
タイヤやホース、ベルトなど、ゴムや樹脂でできた部品は、紫外線や乾燥によって劣化し、ひび割れや硬化が起こります。これらの部品の劣化は、そのまま機械の故障につながるため、交換が必要と判断されれば、その分査定額からマイナスされてしまいます。
2. いますぐできる!農機具の査定額を上げる保管テクニック
「そうはいっても、広い倉庫なんてないし…」そう思われた方もご安心ください。
ちょっとした工夫で、農機具の状態を良好に保つことは十分に可能です。
テクニック① 屋根のある場所で保管する
これが最も基本的な対策です。もし専用の倉庫がなくても、カーポートの下や、簡易的な屋根を設けるだけでも、雨や直射日光から農機具を守ることができます。
テクニック② 専用カバーやシートを活用する
屋外に置かざるを得ない場合でも、専用の農機具カバーや、丈夫なブルーシートなどを被せておくだけで、雨風や紫外線から機体を守ることができます。こまめに汚れを拭き取り、湿気がこもらないように時々シートを外して換気するのも効果的です。
テクニック③ 定期的な動作確認とメンテナンス
使わない期間が長くても、月に一度はエンジンをかけてみましょう。燃料やオイルを循環させることで、エンジン内部の固着や部品の劣化を防ぎ、いつでもスムーズに動く状態を維持できます。また、簡単な清掃やグリスアップを日頃から行っておくことも大切です。
テクニック④ 泥や汚れを落としてから保管する
泥や土が付着したまま放置すると、そこから水分が蒸発しにくくなり、サビや腐食の原因になります。使用後すぐに泥や汚れをきれいに落としてから保管する習慣をつけましょう。
3. 買取のプロが教える!査定に臨む際の心構え
買取業者に査定を依頼する際は、以下の点を心に留めておくと、よりスムーズで満足度の高い取引につながります。
正直に状態を伝える: 不動や故障がある場合は、隠さずに正直に伝えましょう。無理に修理しようとせず、そのままの状態で査定に出すのが鉄則です。
お手入れの履歴をアピール: 日頃からしっかり手入れをしてきたことを、査定士に積極的にアピールしましょう。
複数の業者に相見積もりを依頼: 買取業者によって、得意なメーカーや機種、海外への販路などが異なります。複数の業者に査定を依頼し、比較検討することで、最適な買取先を見つけることができます。
まとめ
農機具の買取において、保管状態は査定額を大きく左右する重要な要素です。「どうせ古いから」と諦めず、日頃から少しでもきれいに、そして適切な場所で保管することを心がけるだけで、あなたの農機具の価値はぐんと上がります。
使わなくなった農機具をそのままにせず、適切な方法で査定に出して、賢く次のステップへと進みましょう。