リース契約中の農機具は買取できる?知っておきたいポイントと賢い処分方法
「リース契約中の農機具なんだけど、もう使わないから売りたいな」
「リース期間が終了した農機具、どうすれば一番お得に手放せるんだろう?」
農機具をリースで利用されている農家さんの中には、このように思われている方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、リース契約中の農機具の買取は、原則としてできません。 しかし、リース契約終了後の農機具については、買取や売却が可能です。
今回は、リース契約中の農機具の取り扱いや、リース期間終了後の賢い処分方法について、わかりやすく解説していきます。
1. リース契約中の農機具はなぜ買取できないのか?
リース契約では、農機具の所有権はリース会社にあります。農家さんは、その農機具を一定期間、使用する権利を得ている状態です。
そのため、契約期間中に、所有権のない農機具を第三者に売却することは、原則としてできません。
もし、どうしてもリース期間中に農機具を手放したい場合は、以下のいずれかの対応が必要になります。
リース会社に相談する:
契約内容によりますが、中途解約が可能かどうか、あるいは残りのリース料を支払って買取に切り替えられるかなどをリース会社に相談してみましょう。ただし、中途解約には違約金が発生する場合が多く、一般的には損になるケースが多いです。
契約を更新・延長する:
もし、まだ利用する予定があるけれど、購入を検討している場合は、リース会社に相談して契約内容を見直すことも可能です。
2. リース契約終了後の農機具、どうする?
リース契約が終了した後、農機具の取り扱いにはいくつかの選択肢があります。
選択肢①:買取オプションを利用する
多くのリース契約では、契約終了後に以下のいずれかを選択できるようになっています。
農機具を返却する:
契約満了後、そのままリース会社に農機具を返却します。
再リースする:
契約を更新し、引き続き同じ農機具を利用します。
買取する:
契約時にあらかじめ設定された「残存価格(買取価格)」で、農機具を買い取ることができます。
買取オプションの注意点
買取オプションを利用する場合、契約開始時に設定された残存価格が、実際の市場価格よりも高く設定されていることがあります。
そのため、リース期間終了後に「思っていたよりも高くついてしまった…」と感じる場合もあるかもしれません。
リース契約を結ぶ際には、契約終了後の買取価格についても事前に確認しておくことが重要です。
選択肢②:リース会社以外で売却する
リース契約が終了し、所有権が自分に移った農機具であれば、リース会社とは関係なく、自由に売却することができます。
この場合、以下の方法が考えられます。
中古農機具買取業者に売却する:
農機具専門の買取業者に査定を依頼し、買い取ってもらう方法です。
「ウルトラファーム」や「農機具王」、「アグリユース」といった専門業者は、状態の良いものから古いもの、故障したものまで、幅広く買い取ってくれます。
一括査定サービスを利用すれば、複数の業者から最も高い価格を引き出すことも可能です。
個人売買で売却する:
インターネットのフリマサイトやオークションサイト、知人などに直接販売する方法です。
ただし、個人売買は、価格交渉や取引のトラブル、運搬の手間など、多くのデメリットが伴うため、あまりおすすめできません。
リースアップした農機具を売却するメリット
リースアップした農機具を売却することで、以下のようなメリットがあります。
現金化できる:
古くなった農機具を売却することで、まとまった現金を得ることができ、新しい機械の購入資金や、他の農業経営に活用できます。
倉庫スペースの有効活用:
不要な農機具を処分することで、倉庫のスペースを有効活用できます。
適正な価格で売却できる可能性:
中古農機具の市場価値を熟知した専門業者に依頼することで、適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高まります。
3. まとめ:リース農機具は、契約終了後に賢く売却!
リース契約中の農機具は、原則として買取はできません。
しかし、リース契約が終了し、所有権が移った農機具については、買取オプションを利用したり、中古農機具買取業者に売却したりすることで、現金化やスペースの有効活用が可能です。
もし、リース期間終了後に農機具を手放すことを考えているなら、まずは複数の買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。
賢い選択で、あなたの農業経営をさらに豊かにしましょう!
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