農機具を高く売るための正しい保管方法と日常メンテナンスのポイント
農機具を売却する際、「使用年数」や「メーカー」だけでなく、実は保管状態が買取価格に大きく影響します。
同じ年式のトラクターでも、保管環境が悪いとサビや劣化が進み、査定額が数十万円下がることも少なくありません。
ここでは、農機具を少しでも高く売るために押さえておきたい保管のコツを紹介します。
1. 屋内保管でサビを防ぐ
農機具は雨・風・直射日光にさらされると劣化が早まります。
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理想は農機具専用の倉庫やガレージ保管
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屋外しかない場合は、防水シート+通気性を確保できるカバーを使用
サビや色あせは査定時にすぐ分かるため、屋内保管は高価買取の基本です。
2. 使用後は必ず清掃
土や草、肥料成分は金属部分の腐食やエンジントラブルの原因になります。
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トラクターやコンバインは水洗い後に乾拭き
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刃物部分は防錆スプレーでコーティング
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エアブローで細部のゴミやホコリを除去
「見た目のきれいさ」だけでなく、「機械の寿命延長」にもつながります。
3. 定期的にエンジンを始動させる
長期間動かさないとバッテリー上がりや燃料の劣化が起こります。
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月1回程度はエンジンをかける
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短時間でも走行や作動確認をすることで、オイル循環やゴム部品の固着を防止
エンジンが一発でかかる農機具は査定額がアップしやすいです。
4. タイヤ・ゴム部品の保護
屋外保管では紫外線でゴムが硬化しやすいため、ひび割れや劣化を防ぐ工夫が必要です。
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タイヤは空気圧を適正に維持
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ゴムベルトやホースは日光を避けて保管
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必要に応じて保護剤を使用
5. 保管時の燃料・オイル管理
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長期保管前は燃料タンクを満タンにして結露を防ぐ
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古い燃料は劣化するため、シーズン前に入れ替え
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オイルや冷却水は定期的に交換
内部まで良好な状態を保つことが、買い取り業者の評価ポイントになります。
まとめ
農機具を高く売るためのカギは「きれいに保管する」「定期的に動かす」「サビを防ぐ」の3つです。
普段からの少しの工夫で、数万円〜数十万円の差につながることもあります。
農機具は資産価値のある機械。売却を意識して、日頃から正しい保管・メンテナンスを心がけましょう。
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